『小説イタリア・ルネサンス』2020年9月29日より4か月連続刊行、全4巻
『ローマ人の物語』で知られる作家・塩野七生さんの新作がまもなく刊行されます。
かつて宝塚花組で上演された『ヴェネチアの紋章』の原作でもあり、ロマンスあり、殺人事件あり、スパイありという、極上の「歴史ミステリー」全4巻です。
このうち第4巻が新作にあたるようです。
90年代に発表した作品の続編を書き下ろし、30年の時を経て完結させるとのことです。
新潮文庫10月新刊から4か月連続刊行で、電子書籍も紙の書籍と同日配信となります。
ルネサンス世界を再現した絢爛豪華なカラー口絵つきです。
塩野七生さん コメント
『ギリシア人の物語』の第3巻でアレクサンダー大王を書いて、これで私も死ぬな、と思っていたら死ななかった。
生きているのに何もしないというのも、けっこう疲れるんですよ。
それで、疲れるのならいっそのこと書こうと思い、三十年前に書いて途中で放り出していて作品を、放り出したところから書き足して全4巻に構成し直したというわけ。
でも、書いていて愉しかったですよ。
コロナ騒ぎによる外出禁止も、少しも気にならないくらいに。
「波」2020年10月号より
書籍情報
『小説イタリア・ルネサンス1 ヴェネツィア』
友よ、きみは祖国に復讐するのかーー若き外交官マルコと元首の庶子アルヴィーゼ、二人の若獅子が地中海世界の命運を決する!
9月29日発売(『緋色のヴェネツィア』改題)
400ページ+カラー口絵、1,100円(税別)ISBN978-4-10-118121-9
『小説イタリア・ルネサンス2 フィレンツェ』
「狂気の独裁者」と悪魔の心をもった「反逆天使」。二人の〝メディチ〟生き残るのはどちらか? 花の都に君臨した一族をめぐる残酷物語
10月28日発売(『銀色のフィレンツェ』改題)
384ページ+カラー口絵、1,050円(予頁、予価)ISBN未定
『小説イタリア・ルネサンス3 ローマ』
恋人オリンピアの故郷にして「永遠の都」ローマへとやってきたマルコ。そこは「神の代理人」たちの統べる街だったーー。
11月30日発売(『黄金のローマ』改題)
304ページ+カラー口絵、890円(予頁、予価)ISBN未定
『小説イタリア・ルネサンス4 再び、ヴェネツィア』(書き下ろし新作)
国政の中心を担うべくヴェネツィアへと帰還したマルコを待っていたのは、ヴェネツィア最強のライヴァル・トルコとの最終決戦だった……。圧巻の完結篇!
12月23日発売
480ページ+カラー口絵、1150円(予頁、予価)ISBN未定
Twitterの反応
全部楽しみすぎてどうすればいいか分からず、小説イタリア・ルネサンスの口絵を眺めて楽しんでいる…カナレットいいな
— 本とフルート (@Liber_flute) September 27, 2020
わ、塩野七生先生の『小説 イタリア・ルネサンス』書き下ろし新作付で文庫化!しかも連続刊行!
— 猫乳母≠猫バカ (@neko_uba) September 26, 2020
これは買いに走らねば! https://t.co/rSi0RjEt1p
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